平成ライダーが長く愛されている理由を考えてみた

仮面ライダー道、ここに極まる。
仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダ サウンドトラック 2枚組(CDアルバム2枚組)(玩具付)

 さてさて、2017年9月から「仮面ライダービルド」が始まることもあって、例年の如く盛り上がっている仮面ライダー界隈。

 そこで、今回は2000年に放映された「仮面ライダークウガ」から始まる平成仮面ライダーシリーズが人気の理由を「新鮮さ」や「奇抜さ」の観点に沿って考えていきます!



平成ライダーが毎年与えた衝撃

仮面ライダークウガ Blu-ray BOX 3 <完>

 平成ライダーの特徴は、毎年「新しい!」と心から思わせるような作品を作り続けていることにあります。



仮面ライダークウガ

 例えば、仮面ライダークウガはヒーローものとしては珍しい警視庁と協力して戦うライダーの姿を描いたという点が、個人的には「新しい!」と思いました。

 また、大人でも楽しめるようなシリアスな物語もクオリティが高く、この点も新鮮に感じますね。



仮面ライダーアギト Blu-ray BOX 3<完>

 続く仮面ライダーアギトでは、新規のライダーが複数登場し、それぞれのライダーが主役として動くドラマが「新しい!」と感じた人は多いのではないでしょうか。

 それまでの仮面ライダーでも「V3」や「ストロンガー」のように複数のライダーが登場するものはありますが、アギトのようにそれぞれのライダーを主役に置くようなストーリーはなかったはずです。



仮面ライダー龍騎 Blu‐ray BOX 1 [Blu-ray]

 3作目となる仮面ライダー龍騎は、13人の仮面ライダーが殺し合うバトルロワイヤル的な内容が画期的だとよく言われます。

 それもそうなのですが、個人的にはアドベントカードを使って戦う戦闘スタイルも「新しい!」と感じました。



仮面ライダー555(ファイズ) Blu-ray BOX1

 4作目の仮面ライダー555主人公の乾巧だけがライダーに変身できるわけじゃない、という点が「新しい!」と感じました。

 カクタスオルフェノクファイズに変身したシーンは絶望感と衝撃がものすごく、今でも忘れられません。

 また、携帯電話の魅力を上手く利用したベルトもカッコよかったですよね。



仮面ライダーOOO(オーズ)ファイナルエピソード ディレクターズカット版【Blu-ray】

 時代は飛びますが、12作目の仮面ライダーオーズも個人的には「新しい!」と思える作品でした。

 注目すべきはやはり串田アキラさんによる「コンボの歌」

 変身時に歌が流れるベルトはこれが初ということもあって「新しい!」と感じました。



 視聴者に新鮮さを感じてもらうことは重要で、それでいてやるのは難しいと思うのです。

 しかし、それを毎年実現してしまう。

 そんなシリーズなら長く続いているのも納得できますよね。




固定概念を壊す姿勢や強烈なモチーフ

仮面ライダー 1号・2号編 キャラクター大全 仮面の男パーフェクトファイル


 よく、平成ライダー仮面ライダーらしくない」という意見を耳にすることがあります。

 多分、らしくないと思っている人は今のライダーが仮面ライダー1号のようなフォルムと大きくかけ離れているから、そのようなことを言うのでしょう。

 しかし、長寿シリーズ、特に仮面ライダーのようなアウトロー感のある長寿シリーズにとっては、固定概念を破壊するようなデザインの方が逆に注目を集めて商業的にも良いわけですね。

 そのようなデザインを作るためには、モチーフも虫だけじゃいけないわけです。

(そもそも、仮面ライダー自体Xがモチーフなしでアマゾンがトカゲの時点で虫の固定概念は破壊済みなんですけどね)



第1話「俺、参上!」

 例えば仮面ライダー電王のソードフォームは、桃太郎がモチーフのイマジン「モモタロス」が憑依しており、顔のモチーフは桃。

 また、モチーフだけでなく電王は憑依した怪人と一緒に戦うという姿勢が固定概念の破壊に一役買っていると思います。



運命・ウェイクアップ!

 仮面ライダーキバは、本来なら敵キャラによく取り入れられるであろう「ヴァンパイア」がモチーフ。

 仮面ライダーヒーロー界のアウトローであるからこそ許されたモチーフだと個人的には思ってます。



The Finale Of The Finale[DVD付]

 仮面ライダーウィザードは魔法使いのヒーローで、キーアイテムが「指輪」だったりと、普通なら魔法少女が使いそうなアイテムを採用している点が面白かったですね。

 これもまた、特撮ヒーローにおける固定概念の破壊ではないでしょうか。


仮面ライダー鎧武/ガイム 第一巻 [Blu-ray]

 仮面ライダー鎧武」は鎧武者×フルーツの組み合わせで話題になりました。

 最近の作品なので覚えている方もいるのではないでしょうか?

 フルーツ自体は電王の前例がありますが、作中のライダーが皆何かしらのフルーツの鎧を着たヒーローであるというのは新鮮でしたね。

(ドングリやマツボックリもいたりしましたが)


仮面ライダードライブ Blu-ray COLLECTION 1

 仮面ライダードライブ」はRXの前例があるというものの、それまでの仮面ライダーはバイクに乗るもの」という固定概念を上手く破壊したヒーローです。

 劇中でも、ライダー以外にちゃんと車の出番を作っており、「車に乗る仮面ライダーもアリだな」と思わせるのに一役買ってます。



 毎年こんなド肝を抜くヒーローを見せられたら、離れたくても離れられないでしょう。

 平成ライダーがシリーズとして長く続いている理由なのではないでしょうか。



王道が邪道に見える不思議

Cyclone Effect

 さてさて、平成ライダーは新鮮さや固定概念を破壊するモチーフが重要だと書いていきましたが、シリーズの中には「従来の仮面ライダーらしい」ライダーもいます。


仮面ライダー剣(ブレイド) Blu‐ray BOX 3<完> [Blu-ray]

 仮面ライダー剣は登場する4人のライダーが皆虫モチーフで、なおかつ昭和ライダーの中に混じってもあまり違和感のないようなデザインでした。

 また、剣は子供の頃に見ていた作品の1つですが、ストーリーは王道のヒーローものという感じで、それまでの平成ライダーのようにひねくれた雰囲気があまり感じられないものだったと感じています。


仮面ライダーカブト Blu‐ray BOX 1 [Blu-ray]

 仮面ライダーカブト仮面ライダー35周年記念作品なこともあり、原点回帰を目的としたデザイン作りが行われました。

 その結果完成したスタイリッシュな虫のヒーローは今でも根強い人気がありますよね。


仮面ライダーダブル オリジナルサウンドト

 仮面ライダーW仮面ライダー」をモチーフにしたライダーなだけあって、「人造人間キカイダー」のように左右で色が分かれていること以外は昭和ライダーに近いデザインです。



 平成ライダーでは、この昭和ライダーっぽい、本来なら王道とされるべきイメージが逆に邪道のように感じてしまう。

 これのお陰で、毎年の仮面ライダーを新鮮な気持ちで見ることができるため、ずっと見ていられますよね。

 これって、「平成ライダーが長く続けられた理由」だと思うんですよ。



デザインの衝撃

仮面ライダーフォーゼVOL.1【DVD】


 最後に仮面ライダーのデザインについて。

 それまでの章でもデザインについては若干書いたのですが、それらを上回るインパクトのデザインのライダーはたくさんいます。


一之巻「響く鬼」

 仮面ライダー響鬼は元々、仮面ライダーとして作る予定のなかったヒーローを「仮面ライダー」の名前を付けて制作した背景があるため、仮面ライダーの面影なんて微塵もありません。

 そのためか、シリーズ中最も異色のデザインのヒーローですし、私も剣放映当時、「これが今度の仮面ライダー」と言われて困惑しました。

 「カッコいいけど、なんか違くね?」といった感じで。

 そうはいっても、夏頃には慣れちゃってたんですけどね。


仮面ライダーディケイド オリジナルサウンドトラック

 仮面ライダーディケイドもデザイン、というか色の奇抜さが半端ないです。

 ピンク……じゃなくてマゼンダですよマゼンダ。

 ガーリッシュな色であるはずのマゼンダをあえて取り入れる。

 そういう攻めのスタイルは正直嫌いじゃないです。

 また、当時稼働していた仮面ライダーバトル ガンバライド」を意識した、バーコードがモチーフのデザインも奇抜なことこの上ない。


Giant Step

 仮面ライダーフォーゼは最初ネットでネタバレされた時に、トンガリ頭が奇抜すぎてライダーファンが皆困惑したデザインという印象が強いです。

 私も当時は驚きしかなく、放映開始は不安と楽しみでいっぱいでした。

 そんな奇抜なデザインですから、もちろん皆の注目を集めることに成功しました。

 それに、最終的には熱い物語のおかげで今ではカッコいいと思えるヒーローになりましたし、仮面ライダーは見た目だけで判断しちゃいけないなとも思いました。


仮面ライダーゴースト TVサウンドトラック 2枚組

 仮面ライダーゴーストはパーカーを着ているデザインが特徴です。

 これまでのヒーローにはあまりなかった「オシャレ」を取り入れることは面白いなと感じました。

 もしかすると、ただカッコいいだけのヒーローじゃもう刺激がなくて飽きられる危険性があるのかもしれません。


仮面ライダーエグゼイド テレビ主題歌EXCITE(バトルソング入りガシャット付)

 18作目である仮面ライダーエグゼイド」は私の一つ前の世代の人なら迷わず「カブタックじゃねぇか!」と言ってしまいそうな独特のフォームチェンジが魅力でした。

 また、従来のライダーの複眼にあたる部分がマンガ調の「目」のように描かれているのも特徴ですね。



 奇抜で衝撃的なデザインは、「動くとカッコイイ」というギャップが魅力で、これが理由で平成ライダーシリーズを見続けている人も少なくはありません。

 また、「次はどんなデザインで来るんだろう?」というふうに、ついつい刺激を求めてしまう。

 そうやって、長年仮面ライダーを見続けている人もいるのではないでしょうか?




まとめ

KAMEN RIDER BEST 2000-2011

 今回は平成ライダーは何故長く愛されているか」というテーマで記事を書いてみました。

 平成ライダーが長く続いているのは「大人も楽しめる子供番組」を意識しているかのようなストーリーの需要によるものもあると思います。

 しかしそれ以上に、他のヒーローと比べて新鮮さや衝撃の度合いが大きいからこそ、長年シリーズを愛する人がいるのではないでしょうか。



 今秋から始まる新番組仮面ライダービルド」は果たして今までの仮面ライダーを凌駕するほどの衝撃を与えてくれるのか、今から楽しみですね!